鼻毛鯖(Express5800/S70 タイプSR)でRAID1を構築し、運用するまでの準備をまとめておこうと思います。
まずは鼻毛鯖ではRAIDは物理的なスイッチがあるので、そこの設定を行います。
M/Bのケース下部、黄色い端子の左側にある黒いジャンパーを入れ替えます。
初期状態だと、
無 無 無 有 無
有
だと思いますが、一番右側のものを一つ左へ移します。
無 無 無 有
有 無
HDD(もしくはSSD)はSATAポート1・2と順番に接続します。
これで物理的な設定は終わりですので、ケースを閉じて設置してもおkです。マウス、キーボードなど基本的な機器を接続し、電源を入れます。
起動時に Ctrl & M を押下するとRAID用の設定画面が表示されます。
「Configure」→「Easy Configuration」
0に表示されているREADYにカーソルを合わせ、スペースを押下。ONLINE A00と表示が変わる。これを1にも行う。
F10キーを押し、SPAN-1と表示されることを確認の後、スペースキーを押す。
再び、F10キーを押すと、Virtual Drive0のウインドウになるので、DWC(Disk Write Cache)をOnにする。
Escを複数回押し、セーブするか聞かれたらセーブを行う。TOPメニューからInitializeを選択してスペースを押す。F10をおして終了。再起動して、OSのインストールに入る。
RAID用のドライバは
http://support.express.nec.co.jp/dload/411296-A01/index.html
を使う。USBメモリ等に入れておくと良い。
今回はWindows Server 2008 R2での運用のため、ここからOSが異なる方は少々手順が異なるかも。概ねは同じはずなので、違うOSの方にももしかしたら参考になるかも。
RAID1は構築しても、そのままではHDDの障害情報を得ることができない。なので、専用の監視ソフトウェアをインストールする必要がある。
ESMPRO/ServerManager Ver. 5.54 (Windows)
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010101231
をインストールする。結構サイズが大きいので時間がかかるかも。
次に
Universal RAID Utilityの最新版を
http://support.express.nec.co.jp/pcserver/result_download.php?series=1&subcates=3
から検索し、インストールする。
以上ですべての作業が終了。詳細なマニュアルが付属しているので色々と確認して欲しい。
とりあえずRAIDビューアで二台のHDDが正常に動いていることを確認できれば良いのかな?